toccorriさんに訊くリース作家ストーリー

四季の移ろいを、リースを通じて感じる暮らしの提案をしている「toccorri(トッコリ)」さんにお話をお聞きしました。

福岡にてリースを学ぶ

2017年頃からイベント出展・オーダー受注等スタート

現在は埼玉県さいたま市にて制作

ーいつも背筋の伸びたtoccorriさん。作家名「toccorri」の由来は何ですか?

私とふたりの子どもの名前の頭文字を並べました。「と」「こ」「り」。
「とこり」をベースに、作品にたくさん使用している「小さくてつぶつぶな素材たち」をイメージして小文字表記「toccorri」に。響きをかわいらしく、つぶつぶころころな印象にしました。

ー作品と合っていますね!リース作家を始められたきっかけは何だったんですか?

2011年、娘を出産した直後に経験した東日本大震災です。
当時から埼玉在住でしたが、発生直後の交通インフラの大混乱、計画停電、原発の放射能漏れによる水に対する風評被害を経験したことが私の人生観を変えました。その転機に、当時数か月福岡の実家に居候していた時に、母が通っていたリース教室との出会いが、今に繋がっています。

ーお母様がつないでくれたのですね。

夏の種花リース

ー扱う素材や技法について教えてください。

植物の種、スパイスやハーブ、コーヒー豆、木の実が主な素材です。その種やスパイス、ハーブを使って作った「種花」、リボンとワイヤーで作った「リボンの花」をメインに、リースや壁かざりなどのインテリアアイテムや、シンプルな種花のブローチを制作しています。制作の技法は、ドイツやオーストリアにルーツがあります。古くから女性たちがお料理に使っていたスパイスを、野山で採集した木の実と組み合わせて束ねていくことで花束やリースを作っていた技法をベースにしています。

ースパイスやハーブの香りがするのは、実を使っているからなんですね!まさにtoccorriさんの特徴!

ちりめん花とブルーグレーの涼やかなリース

ー制作で一番難しいところは何ですか?

小さなパーツを大量に使ってリースやオーナメントを作ります。小さなパーツを束ねながら、少しずつ大きな作品に成形していく事が一番難しいです。

ーグルーを多用するリースは良く見かけますが、toccorriさんは基本は少しづつ束ねていくんですね!

夏の種花リース

ーtoccorriさんご自身について教えて欲しいのですが、ご自分の一番好きなところは何ですか?

「マジメ一徹なところ」です。

ー不真面目なところがある私には羨ましいです!(笑)

すでに素晴らしい経歴をお持ちですが、これからの野望は何ですか?

たくさんありますが、すべての小さな目標は、toccorriのメソッドを書籍化することに繋がっています。それが野望になるのかなと。

素晴らしい!待っている方が大勢いらっしゃると思います!toccorriさんの野望を応援しています!

今日は色々教えていただき、ますますtoccorriさんが好きになりました。どうもありがとうございました!

▶toccorriさんの今後の活躍については、下記サイトやSNSをご覧ください。

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