工房konasoさんに訊く木工作家ストーリー

神奈川県横須賀市に、オーダーメイドの工房を構える「工房konaso」さんにお話をお聞きしました。

「暮らしをニュートラルに。戻れる家具。」

丸みのある椅子の座面は、座って使えば使うほど味が出て輝きも増します。暮らしの中で自分をニュートラルに戻してくれる、そんな家具や小物つくりをしています。

ーいつも自然体の工房konasoさん。作家名「konaso」の由来は何ですか?

自分の子供達の頭文字です。子供達が大人になり、そのあと孫達も使える家具や器を作りたい、という想いでつけました。

ー木工作家を始められたきっかけは何だったんですか?

ケヤキ材を頂き、カトラリー作った時に磨いた耀きが忘れられないほど強い印象があり、それがキッカケになりました。

ーだからkonasoさんの作られるアイテムは、スベスベで艶感が堪らないんですね!

ー扱う素材や技法について教えてください。

主に広葉樹の欅(けやき)材、桜、胡桃(くるみ)、栗、ブラックウォルナットを使います。ネジ釘は使いますが基本、木組みホゾ組です。

ホゾ:つなぎ合わせるために一方の材の突起、もう一方の材の端にを設ける加工をすることがあるが、その突起をいう。ほぞ穴に差し込んで接合する。(コトバンクより)

ーまさにkonasoさんの特徴ですね!

ー制作で一番難しいところは何ですか?

スツールや椅子を組み上げる時に多少キツくなる様、微妙な調整が必要な所が面白いし難しいところです。

ーミリ単位の調整は、とても神経を使いますね!

ーkonasoさんご自身について教えて欲しいのですが、ご自分の一番好きなところは何ですか?

「馬鹿のクセに意外とそうでも無い事」です。

ーなんとまあ!(笑)

ーすでに素晴らしい技術をお持ちですが、これからの野望は何ですか?

海の見える山に工房を持ち、100人待ちのスツールを作りたいです。

ーkonasoさんには海も山も似合いますね!

ー今日は色々教えていただき、ますますkonasoさんが好きになりました。どうもありがとうございました!

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